底辺医学生の夏休み(7)
医学部2年生がmedu4やってみた③
こんにちは!有言実行型(異論は認めない)のつぶよりです!
今日こそはmedu4の記事を書きます!
今回は腎不全について書いていこうと思います!
腎不全とは読んで字のごとく、”腎”臓の機能”不全”ということです。
そもそも腎不全は大まかに、急性腎障害(AKI)と慢性腎不全(CKD)の2種類に分けられます。
まず急性腎障害ですが、ざっくり言ってしまうと
「血中クレアチニン値が急上昇する、もしくは尿量が急減少する病気全部」です!
ちなみに、クレアチニンっていうのは筋肉から出されるゴミみたいなやつ。
血液中にゴミを置いとくわけにはいかないので、普通なら尿に全部捨てるんですが...
腎臓の機能が悪くなると、ゴミ捨てしてくれなくなるので、血液中にゴミが溜まる
⇨血中クレアチニン値が上昇する、という寸法です!
この急性腎障害ですが、問題が起きる場所によって
腎前性、腎性、腎後性とさらに3つに分類されます。
腎臓には
「血液が腎臓に入り、腎臓で尿が作られ、膀胱に尿を送る」という一連の流れがあるんですが、
このうち
『血液が腎臓に入る』ところに問題がある ⇨ 腎前性
『腎臓で尿を作る』ところに問題がある ⇨ 腎性
『膀胱に尿を送る』ところに問題がある 腎後性
というふうに対応があるんです。(分かる人は字面でわかりますよね)
なぜこの3つに分類するのかというと、3つそれぞれ原因が違うので検査値の出方も違うんですよ。。。
でも意外と覚えやすいところがせめてもの救い!
腎前性は、尿浸透圧上昇↑、尿/血中クレアチニン比が上昇↑、尿中Na濃度低下↓なのに対して、腎性はそれが全部逆!
その機序も明快でわかりやすいんです!
腎前性は主に脱水や嘔吐、または心不全などで血液を送りにくくなったときに発症するので、
ゴミ捨場は正常 ⇨ でも血液中にゴミいっぱい! ⇨ ゴミ捨てたい!
⇨ ゴミ捨てまくる ⇨ 尿/血中クレアチニン比が上昇↑ ⇨ 尿浸透圧上昇↑
といった感じ。さらに、
水少ない(脱水や嘔吐)⇨ 尿に水捨てると水なくなる! ⇨ 水は確保したい!
⇨ Naを確保しよう!(Naは水を一緒に連れてくる効果があるから)
⇨ Naの再吸収UP! ⇨ 尿中Na濃度低下↓
となるわけです!
わかりやすいですね(ニッコリ)
(穂澄先生の説明はめちゃくちゃわかりやすかったです!!!僕の無力!!!)
また、急性腎障害ではエコー検査などで腎臓の腫大が認められることも特徴のひとつなんだそうです。普通に腫れちゃうんですね。。。
治療に関しては、基本的に原因に応じた治療を行うんですが、あまりに急激に腎機能が低下している患者さんには透析も適応になるようです。
・血中K >6mEq/L ・血中Cr >7mg/dL ・血中BUN >80mg/dL
・血中HCO3- <15mEq/L ・尿毒症症状(めっちゃたくさんあるので割愛)
・高度の乏尿もしくは無尿、体重増加
これらの一つ以上の条件を満たした急性腎障害の患者さんには透析も適応となります。
いやほんとに多いな???覚えることしかないじゃん????
なんか先行き不安になってきたなあ...
(なんとしてでも覚えるしかないんですけどね!!!!!!!)
とまあ長々と書き連ねてきたんですけど、慢性腎不全のついて書けなくなってしまいました。。。
まあ慢性腎不全についてはまた次にでも笑
コメントや質問、ご指摘等ありましたら遠慮なく下さい!!!
よろしくおねがいします。。。